し尿処理のしくみ

バキューム車で搬入されたし尿及び浄化槽汚泥（以下「し尿等」という。）は、トラックスケールで計量後、受入槽に投入します。

受入槽に投入されたし尿等は、破砕機にて破砕後、ドラムスクリーンで夾雑物（紙、ビニールなど）を除去します。夾雑物は、スクリュープレスで脱水後、し渣として場外搬出し、焼却施設で焼却します。

し尿等に含まれている窒素を、微生物の力を利用して除去します。その後、膜分離装置により、細かい浮遊物質を取り除き、透明な処理水にします。

活性炭吸着塔により、処理水の色度や微細な汚れを除去した後に、新川に放流しています。

汚泥乾燥機により脱水汚泥を乾燥処理し、給食センターから搬入された生ごみと混合して、発酵装置に投入します。発酵した堆肥化製品を、粉塵などが飛散しないよう造粒機により造粒します。袋詰め・パレットに積む一連の作業は自動で行います。

各処理工程から発生する臭気は、臭いの強さ別に高濃度、中濃度、低濃度臭気に分類し、それぞれ適切な脱臭処理を行い、屋外へ排出します。